どうも、ねじまきです。
みんなで一カ月かけて同じ本を読む読書会「ブックスタック」。
2025年8月は、
村上龍の『五分後の世界』 を読んでいこうかと。
あらすじ
気づくと、硝煙漂う泥濘を行進していた小田桐……。現在より五分時空のずれた地球では、もう一つの日本が戦後の歴史を刻んでいた。屈指の戦闘国家日本の聖戦を描く、鮮烈なる大長編。
五分のずれで現われた、もうひとつの日本は人口126万に激減していた。国連軍との本土決戦のさ中で、アンダーグラウンド兵士の思いは…。自分の中の情報を自覚を持って言葉にしたという著者の、472枚の力作。
(Amazonより)
1994年出版。
歴史改変モノは、海外では盛んなジャンル。
(「もしヒトラーが死んでなかったら世界はどうなっていた?」みたいなやつ)
日本で言うと『戦国自衛隊』『大奥』あたりがぱっと思いついたり。
でも日本人は歴史好きなのに、欧米圏ほどは人気ジャンルじゃなかったり?
(そういう意味では異世界転成モノがそれに近いのかもね)
そういえば、イアン・マキューアンの『恋するアダム』もそんな感じだったな。
「もし人工知能の理論を生み出したアラン・チューリングが生きている世界線だったら?」
Q&A
僕から読者のみなさんに3つの質問を。
掲示板やこのメールにコメントいただければ幸いです!
Q1. 村上龍の他の著作は読んだことありますか?
もし読んだことがあるならどの作品を?
→ 長編も短編もエッセイもわりといろいろ読んでいるし、わりと好きな作家の一人。
『五分後の世界』も10年以上ぶりぐらいに読み返します。
最新作『ユーチューバー』はまだ読めてないので、近いうちに読みたいなとは思ってたり。 (知らない間に文庫本も出てた)
Q2. この本を読みたいと思ったきっかけは?
→ 去年再読した『コインロッカー・ベイビーズ』がやっぱりかなりの面白さだったので、今年は『五分後の世界』を再読することに。
戦争、夏、自衛隊、みたいなトピックがホットなこともあってこの作品をチョイス。
しかもちょうど終戦(8月)の物語だったはずなので、タイミング的にもばっちりかと。
Q3. 最近読んで良かった本は?
→ ブックオフで購入したボブ・グリーンのエッセイ集『アメリカン・ビート』がとてもよかった。
時代を切り取る鋭い視線、だけど決して難しくない文章、憧れるなぁ。
※Q&Aについて、掲示板やDMでコメントお待ちしてます=
●配信スケジュール
ねじまきブログにも書きましたが、下記の通りのスケジュールで配信予定。
10日 / 20日 / 31日 のスケジュールで配信しようかと。
・10日に配信 4章終わりまで (P121まで)
・20日に配信 6章終わりまで (P219まで)
・31日に配信 最後まで
このスケジュールで読んで頂ければ、
このニュースレター配信やみんなの進捗とあわせて楽しめるかなと。
文庫本: 解説含む 全 303ページ
303÷31≒ (一日あたり) 約9.8ページ 。
上記のペースで読めば、
だいたい一カ月ですべて読み終える計算です。
長くなってきたのでそろそろこの辺で。
『コインロッカー・ベイビーズ』も『限りなく透明に近いブルー』も『半島を出よ』もいいけれど、初めての方にもおすすめできる作品。
初めての方も気軽に参加してみてください。
※厳選ニュースや本、映画、音楽について振り返るニュースレターもやってます。
近日配信予定なので、今のうちに登録してみてください。
では、よい読書ライフを。