どうも、ねじまきです。
みんなで一カ月かけて同じ本を読む読書会「ブックスタック」。
2024年6月は、
柚木麻子さんの
『BUTTER』 を読んでいこうかと。
あらすじ
木嶋佳苗事件から8年。獄中から溶け出す女の欲望が、すべてを搦め捕っていく――。男たちから次々に金を奪った末、三件の殺害容疑で逮捕された女、梶井真奈子。世間を賑わせたのは、彼女の決して若くも美しくもない容姿だった。週刊誌で働く30代の女性記者・里佳は、梶井への取材を重ねるうち、欲望に忠実な彼女の言動に振り回されるようになっていく。濃厚なコクと鮮烈な舌触りで著者の新境地を開く、圧倒的長編小説。(Amazonより)
・実際にあった事件を元に書いた小説なんだとか。
Q&A
僕から読者のみなさんに3つの質問を。
掲示板やこのメールにコメントいただければ幸いです!
Q1. 柚木麻子さんの他の著作は読んだことありますか?
もし読んだことがあるならどの作品を?
→ 僕はこの『バター』がはじめての作品。
Q2. この本を読みたいと思ったきっかけは?
→ どうやら海外で売れているらしい、というのを聞いて、
そして以前からBookStackにリクエストがあったこともあったので、読むことに。
英国の文学賞「ブリティッシュ・ブック・アワード」のデビュー・フィクション部門を受賞したというのもタイミングばっちりだったかも?
Q3. 最近読んで良かった本は?
なんとも表現しがたい独特の怖さがあるな・・・。
これもある種の「信頼できない語り手」手法を用いた作品。
すごい小説だとは思うけれど、人には簡単におすすめできないかな笑
あたしはメアリ・キャサリン・ブラックウッド。姉のコンスタンスといっしょに、他の家族が皆殺しにされたこの屋敷で、ずっと暮らしている……。惨劇の起きた資産家一族の生き残り。村人から忌み嫌われ、外界との交流も最低限に止める彼女たちは、独自のルールを定めて静かな生活を送っていた。しかし従兄チャールズの来訪をきっかけに、美しく病んだ箱庭世界は大きな変化をむかえる。“魔女”と称された異色作家が、超自然的要素を排し、無垢な少女の視点から人間心理に潜む悪意が引き起こす恐怖を描く代表作。
※掲示板やDMでコメントお待ちしてます=
●配信スケジュール
ねじまきブログにも書きましたが、下記の通りのスケジュールで配信予定。
実質、9つの章に区切られている作品なので、
分かりやすく3章ずつ 10日 / 20日 / 31日 のスケジュールで配信しようかと。
・10日に配信 5章 (P162まで)
・20日に配信 11章 (P361まで)
・31日に配信 最後 (P521まで)
このスケジュールで読んで頂ければ、
このニュースレター配信やみんなの進捗とあわせて楽しめるかなと。
文庫本(Kindle版): 開設含む 全 521ページ
521÷30≒ (一日あたり) 約17.3ページ となります。
上記のペースで読めば、
だいたい一カ月ですべて読み終える計算です。
-参考リンク-
・海外から絶賛の声続々! 全世界で累計70万部突破!柚木麻子さん『BUTTER』
どうしても、許せないものが二つだけある。フェミニストとマーガリンです――。
男性優位社会に適応する。ルッキズムを内面化する。身体が悲鳴をあげるまで働く。そんな生き方に疑義を唱え、すべての人が自分で自分をケアしながら、ゆるやかに連帯することの重要性を問う――『BUTTER』はそんな長編小説です。
※厳選ニュースや本、映画、音楽について振り返るニュースレターもやってますので
こちらも興味あれば読んでみて頂ければと。
今日配信予定なので、今のうちに登録してみてください。
では、よい読書ライフを。