『グレート・ギャツビー』 読書会 Part2 (6章まで)
ギャツビーの生い立ちからニックの恋まで
どうも、ねじまきです。
第2回目のニュースレターでの読書会。
・・・お知らせしていた6章 (P204まで)の感想をざっくりと。
個人的な感想
・・・あえて話の筋というよりも脇に逸れたような雑感を箇条書きで。
もちろんネタバレありなので、未読の方はご注意を。
・ギャツビーがニックの家にやってきて、ギャツビーの生い立ちなどを聞くパート。
色んな場面で小出しにしたり、嘘だったり、大げさな噂だったりで少しずつギャツビーの人物像が見えてくるのが巧い。
・突然ギャツビー視点(1917年)の回想へ。デイジーとの出会い。
ここもわりと強烈だった。
・ギャツビーがトム家の湾を挟んだ向こう岸に家を買ったのは、全てデイジーのためだった。
ここ、映画でも綺麗に表現されていたのを今はっきり思い出したな。
・ジョーダンと親密な関係になるニック。
これはまあそういう流れになるよね。
・ギャツビー家にデイジーがくるも、明らかに落ち着かない彼。いいキャラしてる笑
・6章の最後に何かを思い出しかかるニック。なんかこんな伏線映画であったっけ?
Music
『No Church in the Wild / Jay Z』
映画サントラより。
こういうヒップホップの曲もガンガンかかってたのは、
現代的な演出で良かったですよね。
Quotes:
印象に残った文章の引用をいくつか。
あの人が求めているのは」とジョーダンは続けた。「あなたがいつかのお昼、デイジーを自宅に招待して、そのとき自分も顔を出させてもらえないだろうか、ということ」
「オールド・スポート、パーティーなんぞどうでもいいんだよ」
この男は何かを回復したがっているのだと、僕にもだんだんわかってきた。おそらくそれは彼という人間の理念のようなものだ。ディジーと恋に落ちることで、その理念は失われてしまった。彼の人生はその後混乱をきたし、秩序をなくしてしまった。
しかしもう一度しかるべき出発点に戻って、 すべてを注意深くやり直せば、きっと見いだせるはずだ。それがいかなるものであったかを…
なるほど・・・。
単なる恋愛話、ではないギャツビーの芯みたいなものが徐々に見えてくるこの感じ。
参考になったリンク集
個人的に参考になったリンクやをいくつか貼っておきます。
・“ギャツビー”(ブランド名)の名前の由来を教えてください (マンダム公式サイト)
映画化もされたフランシス・スコット・キー・フィッツジェラルド原作の「グレート・ギャツビー」 (邦題は「華麗なるギャツビー」)の主人公ギャツビーの名前から着想しました。
当時のマンダムの社長西村彦次が主人公ギャツビーの生き方に共感して、
根源的な人間愛をコンセプトに命名したとのこと。
「”幸せなら毛をたたけ”」のCMもしたり、マーケティングが巧すぎる。
・ロンドンでのミュージカル化 (2025)
クオリティわりと高くてすごい。
今現在やってるみたい?なのでイギリス在住の方おられたらぜひとも。
・レオナルド・ディカプリオのインタビュー
さすが世界トップレベルの役者だけあって、相当原作を読み込んでいるのがわかる。
(ネタバレ若干ありなので読み終わってから見た方がいいかも)
・・・ということでそろそろこの辺で。
次回は31日に配信予定。
最後まで読んで頂ければと。
また、最後にひとつお知らせ。
来月6月の読書会は柚木麻子さんの『Butter』を読む予定です。
以前からリクエストがあったので「ようやく読める」と心待ちにしていただいた方が数人いるはず。
イギリスを筆頭に、海外でかなり売れている社会派の小説なんだとか。
ほかに感想・気になった点、読書の進捗なども、
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