『ペンギンの憂鬱 / アンドレイ・クルコフ』読書会(前編)
ウクライナの小説家
どうも、ねじまきです。
2026年4月は『ペンギンの憂鬱 / アンドレイ・クルコフ』(沼野恭子 訳)を読んでます。
Andrii Kurkovというウクライナの小説家の代表作。
あらすじ
恋人に去られ孤独なヴィクトルは売れない短篇小説家。ソ連崩壊後、経営困難に陥った動物園から憂鬱症のペンギンを貰い受け、ミーシャと名づけて一緒に暮らしている。生活のために新聞の死亡記事を書く仕事を始めたヴィクトルだが、身辺に不穏な影がちらつく。他人の死が自分自身に迫ってくる。ロシアの新鋭による傑作長編小説。 (Amazonより)
個人的な感想
いつもの通り、わき道にそれたような感想やポイントを箇条書きで書いていきます。
・売れない小説家が死亡記事を任されるようになるところからストーリーが動きだす
・みんなすぐお酒を飲むのがロシア/ウクライナらしくて良い(…のか?)
・主人公ヴィクトルがキエフでなにも知らずに普段通りの生活を送っている間に、ほぼ戦争のような事件が起こり「二大マフィア」の解体が進んでいたらしい
・なにか重大な事件に巻き込前れて、何者かに狙われている状況であることを知る。
そしてどうやらその原因は自分が書いた死亡記事にあるらしい、的な展開。
・たぶんこの当時の時代背景とか知ってた方が楽しめる内容なんだろうな
・ウクライナの警察とか厳しそうだけど、セルゲイ良い奴でキャラが一番好き。
・娘ソーニャ、今後どうなるんだろう。
・銃をクリスマスプレゼントとしてもらってしまったけど、使う瞬間はくるんだろうか。
”チェーホフの銃”理論で行くと間違いなく発砲するときがくるはず。ロシアだけに。
・前半部分では、ペンギンは家でうろうろしてるだけでストーリーにあまり絡んでこない。後半どう物語に関わってくるんだろう・・・。
・ペンギンにとっては暑い、みたいな描写があったけど、ウクライナの天気を調べるとこんな感じだった。
1 日の最低気温は約 14°C で、8°C を下回ったり 20°C を上回ることは滅多にありません。 7月25日の 1 日の平均最高気温は 16°C です。
あと、ペンギンの種類によるけれど、案外暖かめの気候でも耐えるみたい、というのは驚き。
あまり関係ないけど、有名な京都水族館のペンギンの人間関係図。
スタッフさんの観察力がすごい。
・3分ぐらいでなんとなくわかる相関図 | 京都水族館
同性愛的関係がちらほら見れてかわいい。
・・・ひさびさに行こうかな京都水族館。
読んだ方は感想とか教えて頂ければなと。
あと、個人的に昔から”死亡記事”というものに興味があるので、
そういう意味でもかなり興味深い作品だなぁと。
・マイルス・デイヴィスの死亡記事@NewYork Times
Music
『The Ecstasy Of Dancing Fleas / Penguin Cafe Orchestra』
ペンギン・カフェ・オーケストラ、ひさびさに聞いたけどやっぱり良い。
Quotes:
印象に残った文章をいくつか引用。
秋は追悼文を書くのに一番ふさわしい季節だ。万物のしおれるとき、哀愁に満ちたとき、あれこれ過去に思い をはせるとき。冬は生命にとって素晴らしい季節だ 冬というだけでもう楽しくなってくる。
ペンギンの喜ぶことをしてやりたくなり、バスルームに行って冷たい水を出した。ペンギンは、流れ出る水の音 を聞きつけてペタペタやってくると、水がたまるのも待ちきれずバスタブに飛びこんだ。
だれにとっても、そう、自分にとっても、大事なのは生き残るということ。どんなことがあっても生きていくと いうことだ。
🐧あとがき🐧
重いテーマなのに、ユーモア交じりに進んでいくおかげでとても読みやすい。
後半どう展開していくのかがいまいち読めないな。
悪の組織と対峙して、実は生きてる死亡記事に書かれた人がたくさんいて・・・
みたいな?
5月は、話題の『イン・ザ・メガチャーチ / 朝井リョウ』をいまさら読もうかなと。
今回、僕は紙の本ではなく、
聴き放題対象のAudible版(オーディオブック)で聴こうと思います。
有名すぎて既に本の感想を書いている人がすでにたくさんいるので、
本や文章の内容自体よりも、”推し活” “Z世代“とか、
小説に出てくるであろうそういうワードについて色々語っていきたいなと。
(いつもと少しニュースレターになるかも?)
本屋大賞を受賞したこともあって、
気になる人も多いはずなので、読書会気軽に参加して頂けば嬉しいです。
メインのニュースレター「ねじまき通信」も月末に配信予定。
映画や音楽、厳選ニュースをお届けしますのでお気軽にどうぞ。





図書館にあったので冒頭だけ読んだ作品です。こんどまた読んでみようと思います。